荘子の格言 「鑑、明らかになれば即ち塵垢止まらず」 今回は、荘子の格言を紹介します。 「鑑、明らかになれば即ち塵垢止まらず」 (かがみ、あきらかになれば すなわちじんくとまらず) 直訳をすると次のようになります。 「鑑をきれいにしていれば、鑑には垢や塵がつく事がない。」 鑑を心に例えると次のようになります。 「心を磨ききれいな心でいると、愚かな考えや汚い考えが宿ら… トラックバック:0 コメント:0 2009年10月28日 続きを読むread more
論語 子曰はく、学びて時に之を習う。 亦説(よろこ)ばしからずや。 朋あり遠方より来るあり、亦た(また)楽しからずや。 人知らず、而(しかう)して慍(いか)らず、 亦た君子ならずや。 これは、論語の始まりの一文であります。 最近、親子で論語を楽しむ人達が増えてきております。 なぜこのような流れになってきているのでしょ… トラックバック:0 コメント:0 2009年10月08日 続きを読むread more
天の将に大任を是の人に降さんとするや・・・ 今回は、久しぶりに孟子の格言を紹介します。 「天の将に大任を是の人に降さんとするや、必ず先ず其の心志を苦しめ、庫の筋骨を労せしめ、其の体膚を餓えしめ、其の身を空乏にし、行なうこと其の為さんとする所に払乱しせむ」 天がある人に大任を授けようとする時に、その人の心身を苦しめ、逆境に置かれ、何をしてもその逆行する出来事等を与え、災… トラックバック:0 コメント:0 2009年05月29日 続きを読むread more
膿を出す 平成19年度は、日本全体の様々な部分で膿を出していると言えると思います。 政治の問題、製造の問題、社会的な問題 戦後、日本が知らず知らずのうちに物欲や金欲に走ってしまい、本来あるべき姿からかけ離れてしまいました。 ここに来て、国民は「ここままではいけない」と言うことに少しずつですが気がついて来ていると思います。 これ… トラックバック:0 コメント:0 2007年12月23日 続きを読むread more
「負けて勝ちを知る」 「負けて勝ちを知る」 この格言をひらがなに直すと 「まけてかちをしる」となります。 人は常に様々な部分で順調に進んでいると変な「ゆとり」が出てきてしまいます。 それが案外命取りだったりする事があります。 「心のゆるみ」や「気のゆるみ」は誰にでもある事ですが、それを極力なくす事でより邁進出来ること思います。 私が携わ… トラックバック:0 コメント:0 2007年12月17日 続きを読むread more
祭り 日本全国各地で祭りが行われておりますが、この祭りの中で本当に神様に対し礼節を持った祭りはどれだけあるのでしょうか。 本日は、その事を説いた格言を紹介します。 「祭りは数々するを欲せず、数々するときは則ち煩わし」 祭りというものは、目的もなくやたらにするべきではなく、その祭りの参加者が心を込めて行うべきもの。 心の入っ… トラックバック:0 コメント:0 2007年10月27日 続きを読むread more
志は、気の帥なり 本日は孟子の格言を紹介します。 「志は、気の帥なり」 志は気の師匠であり、自分の意識や意思や思想がしっかりしていれば、 自ずから元気や気力が出てくる。 ここで言う 「志」は意識の精神であり、 「気」は人間の体に満ちている気力や体力、 「帥」は軍隊でいう総大将である。 志とは脆いので、昨日の「ぶれる」… トラックバック:0 コメント:0 2007年10月25日 続きを読むread more
小学の言葉 本日は小学の言葉を取り上げます。 「学校は礼儀相先をんずるの地にして、 月々に之れをして争わしむるは、殊に教養の道に非ず」 学校は先ず、礼儀を教える所である。 学校で毎月毎月の成績のを争わせる試験制度は本来の目的と異なっており、 教養の正しい道とは言えない。 いつから学校は試験や勉強のみを目的とするようにな… トラックバック:0 コメント:0 2007年10月12日 続きを読むread more
自らに勝つ者は強し 本日は、老子の格言を紹介します。 「自らに勝つ者は強し」 読んで時の如くですが、これは自分の欲望であったりするものを断ち切る強さが必要であり、 日頃生活をしていると、「今日はいいかな」と自らに負けてしまう事が多い事でしょう。 私もまだまだ自らの欲を断ち切るのは難しく、日頃より格闘しております。 自らの心の中に潜む欲望や… トラックバック:0 コメント:0 2007年10月11日 続きを読むread more
「善悪の報いは…」 現在は国政を立て直すのに大変重要な時期であります。 今の政治家は残念ながら特に金銭に対し、変な欲を持っているようです。 事務所費の問題や領収書の問題は、もともと常識的に考えて行えば問題がないものの、 この金銭欲によって自らが誤った解釈と自分勝手な用い方をしてしまい、道義道徳を犯してしまった上で諸問題が生じております。 何… トラックバック:1 コメント:2 2007年09月17日 続きを読むread more
「三徳」 これから紹介する格言を次期内閣総理大臣に捧げます。 書経 「三徳」 「一日正直、二日剛克、三日柔克」 政治を行う為には、国民に対して三つの徳をもって接するようにする。 一、正直 二、剛直な心 三、柔和な心 剛直も柔和もどちらに偏っても駄目で、中道を行くことが望ましい事です。 これらの徳は全て「公… トラックバック:0 コメント:0 2007年09月14日 続きを読むread more
徳に従う者は昌え…… 本日は、十八史略ののうちの西漢高組の格言をご紹介します。 「徳に順う者は昌え、徳に逆ろう者は亡ぶ」 劉邦が真の各地を攻略して洛陽の都に達したときに、その地にいた董公とういう者が劉邦の前に現れて言った言葉です。 徳には様々な徳が有りますが、世の中の為になる徳を行う事で繁栄をする。 徳に逆らうような事をしてしまうと必ず亡… トラックバック:0 コメント:0 2007年08月11日 続きを読むread more
「道徳に棲守する者は、一時に寂寞たり」 本日は「菜根譚」の句をご紹介します。 「道徳に棲守(せいしゅ)する者は、一時に寂寞(せきばく)たり」 道徳を基本として生きて行く人は、一時は極めて困窮し厳しく寂しい生活を送る事もあるでしょう。 逆に、権力や富みに溺れ道徳を捨て欲にすがって行く者は、欲という意味では満足で豪勢な一生を送るかもしれませんが、その死後永久に残るの… トラックバック:0 コメント:0 2007年05月20日 続きを読むread more
「徳は孤ならず、必ず隣あり」 本日は論語の言葉を紹介します。 「徳は孤ならず、必ず隣あり」 これは、徳を行い重ねている人は例え一時的に孤独(一人)になっても、 必ず共鳴する人や協力をする人々が現れると言う事です。 私の周りにも徳を重ねている人が多くおりますが、この言葉の通りの現実を何度も目の当たりにしています。 その方は、今まで協力をして頂… トラックバック:0 コメント:0 2007年04月28日 続きを読むread more
「朝に道を聞けば、夕べに死すとも可なり」 今回は「論語」(ろんご)の言葉を取り上げます。 「朝に道を聞けば、夕べに死すとも可なり」 (あさにみちをきけば、ゆうべにすともかなり) これは真実の人の道を聞き、会得したならば、夕べに死んでも悔いはないと言うことです。 わかりやすく例えると、 人は生きて行く上で、目的や目標、志などを立ててそれを生きて行く糧とします… トラックバック:0 コメント:0 2007年02月06日 続きを読むread more
「人の一生は重荷を負いて行くが如し 急ぐべからず」 前日の記事は「焦り」を題材にしましたが、 何かがおかしいと感じているときに脳裏に出てきたのが次の言葉でした。 「人の一生は重荷を負いて行くが如し 急ぐべからず」 皆さんもご存じの「徳川家康の心訓」です。 以前、読書のタイトルで書きましたとおり、何かあるときはこのような心訓が脳裏に出てきます。 大変ありがたいものです。 … トラックバック:0 コメント:0 2007年02月03日 続きを読むread more
「焦り」 最近、知らず知らずのうちに焦っている自分がいました。 現在もは劇的な様々な環境変化の中に身を置いております。 そのような中でそれらの変化の速度が以前より速くなっているのにも関わらず、 もの足りなくなっていました。 やはりこれを「焦り」と言うのでしょう。 今、自分が動いている結果というのは、すぐには出てくるものでは無… トラックバック:0 コメント:0 2007年02月02日 続きを読むread more
「飢えは兵を召き…」 今回は「韓非子」の格言を紹介します。 「飢えは兵を召き、病は兵を召き、労は兵を召き、乱は兵を召く」 この格言を直訳すると、 人が飢えてくると戦争が起こり、人が疲れて病になると戦争が起こり、 人が極度の苦労をすると戦争が起こり、人の心が乱れてくると戦争が起こる。 この状況が当てはまる国は幾つかあると思いますが、 宗… トラックバック:0 コメント:0 2007年01月30日 続きを読むread more
「大学」 今年も大学受験の時期になりましたが、大を学ぶというのはどのような事か書かれている本があります。 これから大学へ行く皆さんへこの言葉を贈ります。 「大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民を親たにするに在り。至善にとどまるに在り」 「明徳を明らかにす」 人は生まれ持った授けられた徳性があり明徳や俊徳とも言われています。… トラックバック:0 コメント:3 2007年01月24日 続きを読むread more
山岡鉄舟 二十則 今回は、「山岡鉄舟・二十則」を紹介します。 1.虚言いふべからず候。 2.君の御恩は忘る可からず候。 3.父母の御恩は忘る可からず候。 4.師の御恩は忘る可からず候。 5.人の御恩は忘るべからず候。 6.神仏並に長者を粗末にすべからず候。 7.幼者をあなどるべからず候。 8.己れに快からざることは、他人… トラックバック:0 コメント:0 2006年12月01日 続きを読むread more
「孝は徳の本なり…」 今回は、「孝経(こうぎょう)」の格言を紹介します。 「孝は徳の本なり、教えの由って生ずる所なり」 親孝行は人として行うべき道徳の基本で、全ての教育の基本となる。 かつての日本人は親子代々で暮らしていた家族が多くありました。 しかし、戦後は各家族化が進み、子供が独立して暮らすようになりました。 ここで考えなけ… トラックバック:0 コメント:0 2006年11月17日 続きを読むread more
「爾に出ずる者は、爾に反る」 今回は孟子の言葉を紹介します。 「爾(なんじ)に出ずる者は、爾(なんじ)に反る」 自分自身が起こした言動は、後に自分自身に戻ってくるという意味です。 良い行いをしたものは、いずれ良い事でその行いの徳が戻ってき、 悪い行いをしたものは、いずれ悪い事でその行いの悪が戻ってくると言う事です。 よく、人の見ていないとこ… トラックバック:0 コメント:0 2006年11月16日 続きを読むread more
努力の結果 いろいろな事で努力をしている事が多くあると思います。 社会人であれば仕事、学生であれば勉強や部活等です。 常に何かと競うような社会ですのでその結果が報われない時もあるでしょう。 それは一つの経験であり、はっきり言えば「負け」です。 しかし、この負けを知り、悔しい思いをして立ち上がってこそ、人としてまた一つ大きくなる事が出来る… トラックバック:0 コメント:0 2006年10月11日 続きを読むread more
「敖りは長ずべからず。欲は従にすべからず」 今回は「曲禮上」の格言を紹介します。 「敖りは長ずべからず。欲は従にすべからず」 (おごりはちょうずべからず。よくはほしいままにすべからず) 傲慢な態度やおごり心を増徴してはいけない。欲望をほしいままにしてはいけない。 人は成功や事が上手く行き始めると自信がついてきます。その自信の中でも謙虚であれば良いのですが、あま… トラックバック:0 コメント:0 2006年10月09日 続きを読むread more
「及ばざるは過ぎたるより勝れり」 本日は、徳川家康の心訓の一行を紹介します。 「及ばざるは過ぎたるより勝れり」 この言葉はそのまま直訳すると、「人として出過ぎるよりは少し足りない方が良い」となります。 これを解りやすく置き換えると「傲慢になるより、謙虚な方が良い」となります。 「傲慢」と言うのは「自信」と紙一重です。 これは「自信」のある時に、人の事に耳を… トラックバック:0 コメント:0 2006年09月25日 続きを読むread more
全力を尽くすという事 最近、多少無理な御願いでも出来る限りの事を行うようになりました。 この時の返事は「結果はどう出るわかりませんが出来る限りの可能性を追求します」と返答をします。 これは相手からの期待でもあり、自分自身への戒めでもあり挑戦でもあると思います。 知らない事でも引き受ける事により、自分自身への勉強にもなり将来へ役立つ。 この… トラックバック:0 コメント:1 2006年09月22日 続きを読むread more
「陰徳ある者は必ず陽報あり」「陰行ある者は必ず昭名あり」 今回は、「淮南子」(えなんじ)の格言を紹介します。 「陰徳ある者は必ず陽報あり」 かつての日本人が当たり前にして行っていたのが「陰徳」(いんとく)です。 「陰徳」とは誰にも気づかれない行う「善行」の事です。 この「陰徳」をこつこつと積み重ねると「陽報」(ようほう)が訪れるといいます。 「陽報」とははっきりとわかる天… トラックバック:0 コメント:0 2006年09月20日 続きを読むread more