緩やかな時の中で

里山に移住してから初めての冬を迎えています。
私の住まいます地域も例年以上の積雪の為に除雪が問題になってきました。

早朝の除雪車の車の音で目が覚めますが・・・
また寝てしまいます。

外に出ると音が全くしません。風が吹いていれば木々や葉が揺れる音がします。
日中でも音がありません。夜はもっと静かになり「シーン」としています。
これが田舎の日常的な風景なのでしょう。

とても緩やかに時が過ぎて行きます。

都市に住んでいた時にはいつも時間ばかりを気にしていました。
しかしここであまり時間を気にすることはありません。

このような生活をしているのにもかかわらず、一日一つ目標に向けて何かが変わって行きます。
一日一歩。大きな一歩もあれば小さな一歩もあります。

都会で仕事をしていた時はこの一日一歩を出来なかった日々が何度あった事かわかりません。

確実に歩みを進めている事を確認しながら焦らずにじっくりと自分のペースで仕事を進める事が出来るのは、仕事をしている人誰もが理想的な事ではないでしょうか。
それが出来ている今は、穏やかで平和な日々を過ごしています。

里山に来てからは、行政や様々な団体等から連携やアドバイザーとしての各種プロジェクトの参加依頼があります。全てには答えきれませんが、自分の出来る範囲でこなしています。
私のような者に、様々な新聞社から取材が来る事もあります。中小企業の経営者の先輩方々の前での講演会の講師の依頼もありました。これは現時点で講師を引き受ける事は驕りすぎですのでお断り致しました。

私がこの地域に来た事で、地域に大きなうねりが起きてきました。
うねりはとても静かでありますが、とても強く地域を巻き込みつつあります。
生活に自信をなくしていた地域の人々が自信を取り戻してきました。少しずつ向上して行く兆しも見えてきました。

「限界集落」と呼ぶことは他人事であり無責任な言葉です。私もこの言葉を指す地域に住んでいますが、地域の先輩方々はとても温かく、ひそかに様々な事を試していました。その引き出しを引いて中のものを出して来て、企画立案し、世の中に出して行くのが私の仕事の一つであります。

苦労や努力、困難と経験、それらを乗り越えて来た知恵は何よりも心強い宝であり財産です。
これを受け継ぐ事ができる私は大変幸せであると共にその責任を強く感じます。
それを惜しみなく私に注いでくれます地域の人達、私を受け入れてくれましたこの地域とこの地域の人々に感謝する共に、家族のように付き合ってくれる人々と共に日本の復興の準備を進めて行きたいと思います。

日本が国難ですがその復興の準備は確実に実りがある方へ進んでいます。
守護されている方々と共に歩む事は大変心強くあり、驕る事無く謙虚でいれば、自らが動かなくとも周囲の人々が協力してくれる環境に恵まれています。


世代を超えた「結」が必ず日本を本物の復興をさせる時がきます。

その時を信じて、一日一歩、歩んで行きたいと思います。





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