「信じ合う心」

本日の新聞に大変興味深い取り組みを行っている学校の記事が掲載されておりました。
この取り組みは昭和43年にテレビ放映されて以来、39年振りに全国紙の新聞で記事として掲載されていたものです。

今回は「信じ合う心」を学校教育のテーマに掲げている学校がありましたのでご紹介します。

富山市立速星中学校では「信じ合う」を合い言葉に、半世紀の間テスト中に試験監督をする先生を置かない事を実施してきました。
問題と解答用紙が一通り生徒に行き渡るとそっと先生は出て行くそうです。
そして、先生はテスト終了の5分前に戻ってきてチャイムと共に解答用紙を回収するとの事です。

行政により学校の雰囲気や方式が変わりますが、ここの地区では文具(消しゴム、ノート、修正液、ボールペン)等を無人で販売をする事を行っています。
年に数回、販売した数と実際の現金有り高に差が出るときがあるようですが、この際は委員会を中心に掲示板や放送でその事実を伝えると言うことをしています。
それにより、後で謝罪文と共に代金を支払ったりという事があるそうです。

購買委員会と言う名の組織を生徒が運営をしており、「友達を信じる気持ちがないと続けられない、取り組むうちに自分自身のそういう心を見つけられたかな」と3年生の委員がコメントをしていました。

約50年ほど続いている取り組みは、地域に根付き教育方針の地域の誇りとなっているそうです。地域の人々は「信頼される上で大事なのは「人が見ても見なくても正しい行いをする事」。それは今も昔も変わりません」と話をされておりました。

試験で不正があっても、その不正を問い正すのではなく、カンニングをして「その場しのぎで点数を稼いでも将来に繋がるのか。テストは何の為にあるのか。それを考える機会にもなる」と教頭先生はコメントをしています。


半世紀経過をしてようやく全国紙の教育記事として紹介をされるようになりました。
教育を話す上で、このような事が全国で取り組まれないのかが残念でなりません。先生が生徒を最初から疑っているようでは、先生と生徒の信頼関係を築く事が出来ず、現在各地の学校で起こっている諸問題にも繋がってくると考えられます。

最近、校長先生を筆頭に先生は責任を取りたくないという考えや面倒な事をしたくないとう考えを持つ先生が多くいる事は事実です。
これは自らの出世を考えているので、責任を取らない保守的な教育方針となってしまっています。
大人がこのような卑怯な考えをもっているようでは、教わる子供達は更に疑いをかけるのは当然であり、先生が生き様を見せるという事をして行かないと子供達はついて行くことはないと思います。

このような教育方針や考えというのは、教科として「育徳」を設定しなくても「道義・道徳教育」を実践するに当たり大変効果的だと考えます。

信頼・信用が出来ればいじめも少なくなると思います。

地域により様々な取り組みをおこなってる所は多くあると思いますが、良い取り組みについてはこのような形で全国に紹介をされる事を今後も望みます。

最後に「信じ合う心」という故トウハチローさんが速星中学校に贈った誌を紹介します。

 おたがいの信頼から生まれるたのしさ
 このたのしさには
 美しさがあります
 このたのしさには
 なんともいえない味があるんです
 このたのしさは
 からだとこころを大きく大きく
 育ててゆきます
 大きく大きく育ててゆきます

「心を育てる」と言う事は人を育てると同じ事です。
真の教育とは何なのでしょうか、勉強を教えるだけではないと言うことがこの事からも伺う事が出来ると思います。

教育に関わる記事や問題は、今後も積極的に取り上げて行きたいと思います。

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この記事へのコメント

卒業生
2007年08月25日 14:10
私はこの学校の卒業生です。

購買委員についてですが、生徒が運営してるわけではなく、学校の委員会活動ですから学校が運営しています。私が在学中、この学校の委員会活動は各クラスの男子1名・女子1名の計2名が代表になる決まりでしたが、購買委員だけは女子2名でした。

そのうち生徒の中から「なぜ購買委員は女子だけなのか、なぜ男子が購買委員になってはいけないのか、不公平ではないか」という意見が上がりました。

その度に購買委員の顧問の先生は説明します。
「その理由はわかりません。誰も知らないのです。この学校に一番長く勤めておられる先生でも知らないのです。以前から続いているきまりで、伝統だから仕方ない」こんな風に購買委員の問題は3年間有耶無耶のまま終わって行きました。

決して信頼関係ばかりではありません。いじめっだてあります。最近この学校がテレビや新聞などで美化されているのを見て違和感を感じます。買いかぶりすぎる傾向が強すぎるように思えます。

長文失礼しました。そんなに立派な学校ではありませんよ。
管理人
2007年08月28日 22:07
コメントを頂き有難うございます。
新聞やマスコミと言うものは良い物は美化して伝え、悪い物はより悪く伝える傾向があります。

実際に卒業をされているのでコメントをされていますが、学校特有の問題はどこでもある事です。
大小にかかわらずいじめがある学校の方が多い事でしょう。

当時の考えや方針が残念ながら伝統として、かろうじて受け継がれている感じが投稿されたコメントから伺えます。
しかし、他の学校は先生が問題が起こる事が面倒なので新たな取り組みや実験的な取り組みはする事を避けている所が多いのが現状です。

そのうち自分の学校が伝統的に行ってきた事が良いことだと言うことが大人になってわかって来ると思います。

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